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生物の3分類(せいぶつのさんぶんるい)(3-Biological Classification, Three-domain System)

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(農業)(科学)

1990年にカール・ウーズ(Carl Woese)が提唱した3ドメイン説によれば、原始生物からドメインバクテリア(真正細菌)とドメインアーケア(古細菌)という原核生物の2大系統が発生し、その後この2大系統の微生物の融合(共生)の結果、真核生物(ドメインユーキャリア)が現れた。

3ドメイン 原核か真核か  例
ドメインバクテリア(真正細菌) 原核生物 細菌(バクテリア)、放線菌、ラン藻
ドメインアーケア(古細菌) 原核生物 高度高熱性細菌、高度好塩性細菌、メタン生成細菌、(高温/高塩/強酸などの極限環境下に棲息)
ドメインユーキャリア 真核生物 ①動物、②植物、③菌類(カビ(糸状菌)、酵母、キノコ)、④原生動物、⑤クロミスタ(藻類を含む)。

地衣類(菌類+藻類)。

*藻類は、酸素の発生を伴う光合成を行いかつ葉緑体をもつ生物。

*カビ、酵母、キノコは通称であって、分類学上の正式な名称ではない。

*菌類(もしくは真菌類)は、円筒状の細胞(菌糸)が糸状に連なっているものが多い。

*菌類は、非光合成生物で主に多核性。

*菌類は、細菌と区別するため、真菌類(しんきんるい)や真菌(しんきん)とも呼ばれる。

*菌糸からなる菌類を一般的に糸状菌(カビ)と呼ぶ。

*菌糸が集まって組織となり、子実体(しじつたい)構造を形作るものがキノコ。

*菌類のうち、糸状とならず、生活環(ライフサイクル)の一定期間が球形ないしは卵形の単細胞であり、出芽あるいは分裂によって増殖するものを酵母という。

*英訳Biological Classification, Three-domainは既にあったが、数字を加えた3-Biological Classificationはここで創作(2018/4/10)。

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