(農業)(科学)
細菌と菌類は異なる。細胞の構造に大きな違いがある。
細菌 | 菌類 | |
染色体 | 細胞内にむき出しで存在
(核がない) (原核生物) |
角膜に包まれている
(核がある) (真核生物) |
誕生 | 35億年前 | 20億年前 |
大きさ | 1〜10 μm | 10〜100μm
*真核生物のほうが10倍以上大きい(構成単位の大きさ) |
例 | ・真正細菌
細菌(バクテリア)、放線菌 |
菌類
(カビ(糸状菌)、酵母、キノコ) |
・古細菌
高度高熱性細菌、高度好塩性細菌、メタン生成細菌、(高温/高塩/強酸などの極限環境下に棲息) |
*放線菌は細菌だが糸状菌は菌類であるように、○○菌という用語だけでは分類が推測できない。
*細菌の発見は1676年のアントニ・ファン・レーウェンフックによるとされる。原核生物と真核生物の違いが認識されたのが1930年ごろとされるので、原核か真核かで分類する以前に様々な菌が発見されていき、今でいう細菌と菌類の分類は、かつては明解でなかったことだろう。
*Bacteriaはギリシャ語の「小さな杖」に由来するが、日本語訳は細菌が与えられた。一般的に菌類に比べ細菌のほうが小さいのでそれを意図して名付けたのかもしれないがここではわからない。
*細菌は真正細菌(しんせいさいきん)と古細菌(こさいきん)に分類される。真性細菌は誤字。
*菌類は真菌(しんきん)ともいわれる。
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