植物

頂芽(ちょうが)(Apical Bud, Terminal Bud)

投稿日:2018年6月24日 更新日:

(農業)(植物)

植物の一番上の芽、または茎の先端の芽を頂芽という。頂芽でない芽は腋芽(えきが、わきめ)という。

頂芽があるときに腋芽が伸びない現象を頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という。

腋芽や果実の発達を目的として意図的に頂芽を切り取ることを摘芯(てきしん)という。頂芽では植物ホルモンのオーキシンが生産され、これが脇芽の成長を抑える働きをする。

*腋芽のことを側芽(そくが)ともいう。腋芽を脇芽(わきめ)と記す文献もある。

-植物

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

葉菜(ようさい)(Leaf Vegetable, Leafy Vegetables)

(農業)(植物) 野菜のうち、葉の部分を食べるものをいう。植物学的な分類ではない。葉以外に、茎や花を食べるものであってもここでは葉菜に含めるものとする。生活上便利なので野菜を4つ(分け方は諸説あり)に …

no image

地下茎(ちかけい)(Rhizome, Root*, Subterranean Shoot, Subterranean Stem, underground Stem)

(農業)(植物) 根(ね)と異なる。茎のうち、地下にある部分を地下茎という。栄養繁殖するための繁殖体である。地下で葉緑体のない茎が肥大し増殖の役割をはたすようになっている。 (根と地下茎の違い) 部位 …

no image

有胚乳種子(ゆうはいにゅうしゅし)(Albuminous Seed)

(農業)(植物) 芽や根がつくられるときの栄養分が胚乳に蓄えられている種子を有胚乳種子という。これに対して子葉(しよう)のなかにその養分が含まれていて胚乳がない種子を無胚乳種子(むはいにゅうしゅし)( …

no image

在来作物(ざいらいさくもつ)(Heirloom Vegetable, Native Crop)

(農業)(植物) 地域独特の作物。 その地域で古くから栽培されてきた穀類、野菜、樹木などの農作物。遺伝資源でもある。 *英訳native cropはここで創作(2018/5/06)。

no image

植物の呼吸(Respiration in Plants)

(農業)(植物) 生物の呼吸の定義は不確かな部分があるが、一般的には多細胞の生物体が対外から酸素を取り入れ消費し(変換し)、体外に二酸化炭素を出すことをいい、動物が息をするように植物も呼吸して二酸化炭 …