科学

キュアリング(Curing)

投稿日:2018年7月18日 更新日:

(農業)(科学)

収穫した作物についた微細な傷が治癒する現象。

この現象を起こすために一定期間乾燥や高温条件に置くことを予措(よそ)という。

乾燥させる場合は微生物の繁殖を防ぐためだが、サツマイモの例では、温度を30℃~36℃、湿度を90~95%で、3~6日保つことによってコルク層*が形成され、腐敗や変質を防ぎやすくなる。つまり乾燥だけでなく高温多湿によってもキュアリングが起こる場合がある。ただしサツマイモではそのコルク層ができた後は13℃~14℃で貯蔵する。

*コルク層:植物の表皮の下にある層。細胞壁にスベリンという物質が加わってできたコルク細胞の集まり。

もしも出題で、

Q:「A群の選択肢の中に“キュアリング”という用語があり、B群の選択肢の中に“温湿度調整による防腐”」という用語があったらこれらは関連性ありかなしか。

とあれば、その答えは、

A:関連性あり(キュアリングを起こすことで防腐も成り立つため)。

-科学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

no image

組織培養(そしきばいよう)(Tissue Culturing)

(農業)(科学) 動物、植物の細胞や組織を無菌操作で培養すること。 培養とは動植物の一部を人工的に育てることをいうが、その中で組織培養とは多細胞生物の細胞や組織を人工的に育てることをいう。培養の対象に …

no image

生物の3分類(せいぶつのさんぶんるい)(3-Biological Classification, Three-domain System)

(農業)(科学) 1990年にカール・ウーズ(Carl Woese)が提唱した3ドメイン説によれば、原始生物からドメインバクテリア(真正細菌)とドメインアーケア(古細菌)という原核生物の2大系統が発生 …

no image

窒素固定(ちっそこてい)(Nitrogen Fixation)

(農業)(科学) 空気中の窒素分子を他の反応性の高い窒素化合物に変えること。ある種の細菌は大気中の窒素をアンモニア(NH3:窒素化合物の一種)に変えるはたらきがあり、これは生物学的窒素固定(Biolo …

no image

追熟(ついじゅく)(After-Ripening*)

(農業)(科学) 植物体から切り離したあとの果実に起こる成熟の現象。トマト、バナナ、セイヨウナシ、パパイア、アボカドなどに起こる。後熟(こうじゅく)ともいうが、後熟は果実だけでなく種子の場合をも指す。 …

no image

光合成(こうごうせい)(Photonic Synthesis, Photosynthesis)

(農業)(科学) 植物が太陽光のエネルギーを用いて、二酸化炭素と水から有機物(炭水化物)を合成し、酸素を放出する反応。 CO2+H2O→(CH2O)+O2という化学反応で表される。 明反応と暗反応に大 …