(農業)(土壌)
土のもととなる岩石(が細かくなったもの)などの材料を、母材もしくは土壌母材という。これら母材に植物や動物が作用して土壌になっていく。
母材は岩石のほかに火山灰や植物遺体も含まれる。
母材と土壌の性質
母材 | 土壌の性質 |
花崗岩(石英・長石・雲母) | 粒が粗く養分に乏しい。マサ土と呼ばれる。 |
蛇紋岩(マグネシウム・ニッケルが多く含まれる) | 暗赤色で粘土質。暗赤色土(あんせきしょくど)と呼ばれる。 |
火山灰(アルミニウムが多く含まれる) | リン酸が植物に吸収されやすい。 |
土壌のできかた(母材の体積のしかた)
残積 | もともとその場に残っていた火成岩、変成岩、堆積岩などが風化等によって細かくなったもの。 | |
運積 | 重力成 | 山などで母材が下方に移ってできるもの。 |
水成 | 川などで母材が運ばれてできるもの。 | |
風成 | 風で母材が運ばれてできるもの。 | |
集積 | 泥炭土のように植物遺体が母材となってできるもの。 |