生物

食物連鎖(しょくもつれんさ)(Food Chain)

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(農業)(生物)

ある生物が食べられ(被食)、その生物を食べ(捕食し)た生物がまた別の生物に食べられ(被食)・・・というように被食と捕食が連鎖するようすを食物連鎖という。

1913年にV. E. Shelfordが食物連鎖図を描いたものが最初とされ、1927年にC. S. Eltonが「Animal Ecology」に記したことでより広まったと思われる。

 

食べられる側を下位生物、食べる側を上位生物ということがあり、その頂点を「食物連鎖の頂点」ということがあり、ライオンや、タカやワシなどの猛禽類がイメージされることが多い。ただし鎖という言葉にあるように、死んだライオンやタカ、ワシは下位生物に食べられたり分解されたりするので頂点という言葉はふさわしくないともいえる。つまり食物連鎖は、生きた状態だけでの被食、捕食の関係ではないし、循環し続けるイメージである。

 

生きた状態では力の強い生物が上位捕食者になり、このとき下位のものほど個体数が多く、上位のものほど個体数が少ないのでこの状態を生態ピラミッドといい、前述の「食物連鎖の頂点」は「生態ピラミッドの頂点」と言うほうが適切と思われる。

 

人間は、ライオンやタカやワシを殺す力があるため(食べはしないが)、人間が頂点だともいえる。

 

下位から段階的に、生産者(植物)、一次消費者(草食動物)、二次消費者(肉食動物)、それらを食べる高次の消費者、という定義もある。

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