病害

連作障害(れんさくしょうがい)(Injury By Continuous Cropping, Replant Failure)

投稿日:2019年1月1日 更新日:

(農業)(病害)

同じ場所で同じ作物を繰り返し栽培して、作物が病気になったり生育不良になったりすることをいう。

連作障害は野菜類で顕著であるが、水田でつくる水稲は連作しても連作障害が起きない。

連作障害の原因は以下のとおり。

土壌の理化学性の変化 同種の植物を植え続けると、土壌のpHが変わっていくためにその植物の生育に適さなくなるもの。

同種の植物を植え続けると、それらの植物特有の必須養分が不足して生育が不良となるもの。

特定の土壌病原菌または土壌害虫の増加 同種の植物を植え続けると、特定の土壌病原菌や土壌線虫密度が高まり病害が発生するもの。
植物由来の毒素濃度の増加 同種の植物を植え続けると、植物自身が根などから分泌するアレロパシー(Allelopathy)物質などの濃度が高まって自分以外の雑草を防ぐだけでなく自らの生育抑制をもたらしてしまうもの。

連作と輪作

-病害

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