植物

絹糸(けんし)(Maize Silk)

投稿日:

(農業)(植物)

トウモロコシの雌しべ(花柱(かちゅう)もしくは柱頭(ちゅうとう))が長く糸状になったものであり、トウモロコシの苞葉(ほうよう)から外に伸び、受粉する。

トウモロコシの下の実(になる部分)につながった絹糸から先に伸び受精が始まり、上のほうに続いていく。

収穫期のトウモロコシの長さが20㎝くらいのとき絹糸は40㎝くらいになる。

絹糸は受精が終われば萎縮して褐色となって枯れる。条件がいいと絹糸の数だけ子実が実る。

-植物

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

活着(かっちゃく)(Root Taking, Taking Root, Graft-Take, Growing Roots)

(農業)(植物) 植物が、移植後に根付いて生長を続けること。移植後に移植したところで新しい根が伸びて根付くこと。 普通、移植時に根は傷つくが、移植後の新しい根が根付けば植物の生育は回復する。この状態が …

no image

自家不和合性(じかふわごうせい)(Self-Incompatibility)

(農業)(植物) 自家受精が妨げられる性質のこと。異なる個体との間では受精するが、ひとつの個体のなかで花粉が受粉されても正常な受精に至らない。 被子植物種の約半分が、この自家不和合性に該当するとされる …

no image

維管束(いかんそく)(Vascular Bundle, Fibrovascular Bundle, Vessel Bundle)

(農業)(植物) 簡単にいうと根、茎、葉に通じる管(くだ)。道管(どうかん)と師管(しかん)の2種類の管で構成される。道管は水分上昇の通り道となり、師管は養分下降の通り道となる。単子葉類では維管束はば …

no image

両性花(りょうせいか)(Hermaphrodite Flower, Perfect [Complete] Flower)

(農業)(植物) ひとつの花に雄しべと雌しべの両方がある花。雌雄同花(しゆうどうか)ともいう。ダイズなど。⇔単性花(たんせいか)。 →雌雄異花

no image

球茎(きゅうけい)(Corm)

(農業)(植物) 根(ね)と異なり、茎の地下部分であるところの地下茎の、4分類のひとつ。 主軸の地上茎の基部が地下ででんぷんなどの養分を蓄え、球形、卵形、楕円(だえん)体に肥大し、葉の変形による皮に包 …