(農業)(植物)
植物が、移植後に根付いて生長を続けること。移植後に移植したところで新しい根が伸びて根付くこと。
普通、移植時に根は傷つくが、移植後の新しい根が根付けば植物の生育は回復する。この状態が活着である。
※接ぎ木であっても活着の説明を移植の場合と分けずに「根づいて」としている文献は多い。
下に、移植・挿し木と接ぎ木の場合に分けて付記する。
移植・挿し木 | 移植時の地温が低いと、根が伸びにくく活着しにくい。マルチングで地温を上げることが有効。土壌の水分不足も活着を妨げるので十分な灌水が有効。 |
接ぎ木 | 接ぎ木親和性のある台木と穂木において、その切断面どうしを密着させると、好条件下では台木と穂木が互いに接着する。その後維管束組織が分化して導管、篩管が通じ養水分の交流が行なわれ接ぎ木の生長が起こる状態を接ぎ木の活着という。 |