(農業)(植物)
トウモロコシの茎の先端につき花粉を発する器官、つまり雄花(おばな)の一種。イネの穂やススキの穂と同様に鑑賞的な花でないことから雄花でなく雄穂といわれるのだろう。
ひとつの株では雌穂(しずい)(Female Tassel)が先に現れ、後に茎の先端つまり頂点に雄穂がつく。
しかしひとつの株の中では雄穂(ゆうずい)からの花粉が先にでてしまい、その株の雌穂(しずい)ではそれを受粉できないことが多い。
雌穂からは絹糸(けんし)が出て、他株のものも含めて雄穂からの花粉を受ける。
*英訳はいずれもここでの造語(2020/8/2)。インターネットではこの組み合わせではヒットしないので英文中に用いるとネイティブに通じない可能性あり。
*Staminate InflorescenceやMale Inflorescenceとした文献もあるがこれを直訳すると雄花部となりそう。