科学

窒素固定(ちっそこてい)(Nitrogen Fixation)

投稿日:

(農業)(科学)

空気中の窒素分子を他の反応性の高い窒素化合物に変えること。ある種の細菌は大気中の窒素をアンモニア(NH3:窒素化合物の一種)に変えるはたらきがあり、これは生物学的窒素固定(Biological Nitrogen Fixation)という。

例えばマメ科植物の根にみられる根粒菌は、共生的に窒素化合物の生産に寄与し土壌を肥やす。マメ科植物が荒れ地でも育つのは、根で窒素肥料が合成されているからといえる。

生物学的窒素固定の他に、化学的窒素固定(Chemical Nitrogen Fixation*)もある。例えばハーバー・ボッシュ法がそれであり、人工肥料の生産に用いられた。

*英訳Chemical Nitrogen Fixationは日本の辞書等にはなかったが、海外の文献に見つけた(2018/04/05)。

-科学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

細菌と菌類(さいきんときんるい)(Bacteria and Fungi)

(農業)(科学) 細菌と菌類は異なる。細胞の構造に大きな違いがある。 細菌 菌類 染色体 細胞内にむき出しで存在 (核がない) (原核生物) 角膜に包まれている (核がある) (真核生物) 誕生 35 …

no image

エチレンガス(Ethylene Gas)

(農業)(科学) 熟成していく野菜や果物から発生するガス。成熟ホルモンと呼ばれる。果物の多くはこれによって果物に含まれる酵素の働きが促されて熟していく。そのため追熟(ついじゅく)用に足されることがある …

no image

光合成(こうごうせい)(Photonic Synthesis, Photosynthesis)

(農業)(科学) 植物が太陽光のエネルギーを用いて、二酸化炭素と水から有機物(炭水化物)を合成し、酸素を放出する反応。 CO2+H2O→(CH2O)+O2という化学反応で表される。 明反応と暗反応に大 …

no image

追熟(ついじゅく)(After-Ripening*)

(農業)(科学) 植物体から切り離したあとの果実に起こる成熟の現象。トマト、バナナ、セイヨウナシ、パパイア、アボカドなどに起こる。後熟(こうじゅく)ともいうが、後熟は果実だけでなく種子の場合をも指す。 …

no image

キュアリング(Curing)

(農業)(科学) 収穫した作物についた微細な傷が治癒する現象。 この現象を起こすために一定期間乾燥や高温条件に置くことを予措(よそ)という。 乾燥させる場合は微生物の繁殖を防ぐためだが、サツマイモの例 …