畜産

地鶏(じどり)(Free-Range Chicken, Homebred Chicken, Locally Raised Chicken)

投稿日:2019年2月23日 更新日:

(農業)(畜産)(養鶏)

広義では、日本固有の在来種のニワトリのこと。なお日本には遅くとも弥生時代にはニワトリがいたと考えられる。

狭義では日本農林規格(JAS)の定義として「地鶏の日本農林規格」(農林水産省告示第844号、第1513号、第923号、第2009号)があり、大まかに規格を抜粋すると、

  1. 在来種由来血液百分率が50%以上、
  2. ふ化日から75日間以上飼育している、
  3. 28日齢以降平飼いで飼育している、
  4. 28日齢以降1m2当たり10羽以下で飼育している、

となる。

在来種は38種が指定されており、下記のとおり。

会津地鶏、伊勢地鶏、岩手地鶏、インギー鶏、烏骨鶏(うこっけい)、鶉矮鶏(うずらちゃぼ)、ウタイチャーン、エーコク、横斑(おうはん)プリマスロック、沖縄髯(ひげ)地鶏、尾長鶏、河内奴(かわちやっこ)鶏、雁(がん)鶏、岐阜地鶏、熊本種、久連子(くれこ)鶏、黒柏鶏、コーチン、声良鶏(こえよしどり)、薩摩鶏、佐渡髯(ひげ)地鶏、地頭鶏(じとっこ)、芝鶏(しばつとり)、軍鶏(しゃも)、小国(しょうこく)鶏、矮鶏(ちゃぼ)、東天紅鶏、蜀鶏(とうまる)、土佐九斤(くきん)、土佐地鶏、対馬地鶏、名古屋種、比内(ひない)鶏、三河種、蓑曳矮鶏(みのひきちゃぼ)、蓑曳鶏、宮地鶏、ロードアイランドレッド

※地鶏「肉」の定義であって地鶏の定義ではない。上記抜粋の1番以外は、血統的に地鶏的であってもさらに肉として地鶏肉と呼べるものを制限している。

※ここでの在来種の定義は、「明治時代までに国内で成立し、又は導入され定着した」品種となっている。

※ロードアイランドレッドも在来種に含まれるため、広義の「日本固有の」からは離れた印象がある。

※もし試験問題に「ロードアイランドレッドは日本農林規格でいう地鶏である。これは○か×か?」があったならこの答は○である。

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