(農業)(土壌)
砂、シルト、粘土の組成重量割合による土の分類のこと。
土の粒子を、その大きさによって砂、シルト、粘土のようにグルーピングして、これらのグループが、ある土のなかにどのような重量比で存在するかで○○土のように名付けて分類する。
土の粒子の粒径は砂>シルト>粘土の順に小さくなる。
この砂、シルト、粘土の粒径の定義と○○土のような定義は、日本農学会法や国際土壌学会法などがある。
一般には下記のようであり、
砂 | シルト | 粘土 |
2mm〜0.02mm | 0.02mm〜0.002mm | 0.002mm |
この砂の定義を、さらに粗砂(2mm〜0.2mm)、細砂(0.2mm〜0.02mm)のように分ければ国際土壌学会法と同じである。
(○○土)
例えば、砂10%、シルト10%、粘土80%の場合は、土性三角図表に当てはめて、HC(重埴土)と判定する。
(土性に影響するもの)
一般に風化が進むほど土粒子の粒径が細かくなりすなわち粘土化する。河川では下流域ほど粒径が細かくなる。
(土性と農業)
耕し易さ、保水性、保肥性が土性と影響する。