(農業)(加工)
主として洋花を複数用いて、鑑賞を意図して形を整え並べ造形すること。フローラルフォーム(Floral Foam)という保水性のあるスポンジ(樹脂ブロック)に花材を挿して形状を保持する。
フローラルフォームのメーカーのひとつが米国スミザーズオアシス社だったことからこれらの名前として「オアシス」も通用した。
一般的には人工的に作られた造花やアートフラワーでなく、生花(せいか)で行われるものをさす。生花のことを切り花(きりばな)ともいうが切り花には「切り取った」というニュアンスが加わっている。生花を花器に生ける際も茎は切るのが普通なので、フラワーアレンジメントのほとんどは切り花によって行われるといえる。
生け花(いけばな)は日本風のものをさし、フラワーアレンジメントは西洋風のものをさすのが一般的。また生け花に比べ、フラワーアレンジメントは花材が隙間なく密集している場合が多い。
既に古代エジプト人が草花を採って花瓶に生けていたとされ、これがフラワーアレンジメントの原形と考えられる。
花の生け方はその造形で分類され、例えばホリゾンタルは高さを低めに抑えたもの、トライアンギュラーは横から見たとき三角形に見えるもの(立体的には円錐)、ドームは半球の形をしたものである。
* Flower Settingを着花ではなくフラワーアレンジメントのような意味で使う用法も見られた。
もしも出題で、
Q:「A群の選択肢の中に“オアシス”という用語があり、B群の選択肢の中に“フラワーアレンジメント”」という用語があったらこれらは関連性ありかなしか。
とあれば、その答えは、
A:関連性あり(フラワーアレンジメントで花材を挿すものがオアシス(商品メーカー名由来)だから)。