植物

茎(くき)(Cane, Caulome, Culm, Haulm, Pedicle, Rib, Rod, Shank, Stalk, Stem, Stipe)

投稿日:2019年5月12日 更新日:

(農業)(植物)

維管束植物(シダ植物と顕花植物)の体を構成する根、茎、葉のうち中間部分(中心部分)。軸状であって、根からの養分や水分が葉に送られる道筋であり、葉で作られた養分が根に送られる道筋である。

大きく分けて地上茎と地下茎に分けられる。

茎の地上の頂点もしくは先端部分で細胞分裂が著しいところを生長点という。

茎の上方向には茎と葉が成され、地下方向には根が成される。

茎は蔓(つる)状になったりとげ状になったりすることがある。

維管束植物を草本(そうほん)と木本(もくほん)に分けたとき、草本では茎というが、木本の茎的な部分は茎といわず幹(みき)という。

-植物

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

雄穂(ゆうずい)(Staminate Ear*, Staminate Tassel*)

(農業)(植物) トウモロコシの茎の先端につき花粉を発する器官、つまり雄花(おばな)の一種。イネの穂やススキの穂と同様に鑑賞的な花でないことから雄花でなく雄穂といわれるのだろう。 ひとつの株では雌穂( …

no image

地下茎(ちかけい)(Rhizome, Root*, Subterranean Shoot, Subterranean Stem, underground Stem)

(農業)(植物) 根(ね)と異なる。茎のうち、地下にある部分を地下茎という。栄養繁殖するための繁殖体である。地下で葉緑体のない茎が肥大し増殖の役割をはたすようになっている。 (根と地下茎の違い) 部位 …

no image

鬆入り(すいり)(Honeycomb, Pore*, Porous Condition, Porous Solid, Porous Structure, Porous Texture, Porous Fruit*)

(農業)(植物)(肥料)(生理障害) 根菜や果実などの中に好ましくない空洞ができること。 ダイコン、カブ、ゴボウなどの根菜や、ブロッコリーなどの葉菜や、スイカ等において起きやすい。   (原 …

no image

菊の摘心(芯)(きくのてきしん)(*Chrysanthemum Pinch Out, Pinch, Pinching)

(農業)(植物)(農法)(農作業) 定植後2~3週間の間に、頂芽(ちょうが)を摘み取ること。これによって腋芽(わきめ)もしくは側芽(そくが)の発育が促され、側枝(そくし)の発生につながり、花の数を増や …

no image

受粉(じゅふん)(Pollination)

(農業)(植物) 花粉が雌性(しせい)器官に到達すること。 受粉するのは種子植物であり、種子植物には裸子(らし)植物と被子(ひし)植物があり、それぞれの受粉のしかたは以下のとおり。 種子植物 裸子(ら …