(農業)(土壌)(農作業)
タネをまいた後その上にかぶせる土のこと。
またこの土をかぶせる作業のこともいう(例:「播種のあと覆土した」)。
点播や条播の場合 | 播種したところのわきの土をかき寄せてかぶせる。 |
散播の場合 | 土を全面にかけたり、レーキなどで表層の土を攪拌して種子を土中に埋没させたりする。 |
土を被せるということは種子を土中に埋没させることである。
覆土後に表層に圧を加えて(鎮圧)、種子と土を密着させることがある。
覆土の厚さを播種深度といい、種子の発芽に影響する。
播種深度は種子の大きさの3~5倍程度(文献によっては2~3倍)、通常の種子で2~3cmが適当である。
播種深度が浅いと倒伏に弱くなる一方で、播種深度が深すぎるとその後の生育が悪くなる。
覆土の目的は、種子の水分吸収を助けることや、風による飛散を防ぐ、鳥獣類の食害を防ぐなどがある。