(農業)(植物)
種子植物の種子から生育すること。種子繁殖で生育すること。栄養繁殖による生育でないものになる。
語源は、おそらく「実(み:種子)から生る(なる)もの」だと思われる。
実生苗(みしょうなえ)なら、種子植物の種子から発芽して生育した苗のこと。
これに対して挿し木苗などは栄養繁殖苗であり、実生苗でない(種子繁殖苗でない)。
(遺伝的特徴やその他の特徴)
実生苗(種子繁殖苗) | 遺伝的に雑ぱく。親と全く同じ形質をもつことはあまりない。
遺伝的純系親の自殖もしくは純系親同士の交配による場合なら親と同じ形質になることもありうる。 栄養繁殖苗に比べ苗の均一性は劣る。 コーヒーノキやイチョウ、ソテツなどは、挿し木や株分けなどの栄養繁殖が難しく実生からの繁殖が普通。 |
挿し木苗(栄養繁殖苗) | 遺伝的に親と全く同一の形質。
栄養繁殖が難しい作物もある。 多年草や木本は、栄養繁殖で増やす場合が多い。 |
*Seedlingの発音はスィードリングに近い。