(農業)(植物)
雌花(めばな、しか)と雄花(おばな、ゆうか)の別があること。
ひとつの花の中に雌しべだけあるのが雌花であり、雄しべだけあるのが雄花。
これら雌花と雄花を単性花(たんせいか)という。
その一方で、ひとつの花に雄しべと雌しべの両方があるものは両性花(りょうせいか)または雌雄同花(しゆうどうか)という。
雌雄異花(単性花)の中には、雌雄同株(しゆうどうしゅ)といって同一株に雌花と雄花がつくもの(キュウリなど)と、雌雄異株(しゆういしゅ)といって雄花だけの株と雌花だけの株に分かれているもの(イチョウなど)がある。
(雌雄異花の例)
雌雄異花 | 雌雄同株(しゆうどうしゅ) | マツ科(アカマツ)、カキ、クリ、スギ、
ウリ科(メロン、キュウリ、カボチャ、スイカ) イネ科(雌雄同株が多く雌雄異株は少ない) |
雌雄異株(しゆういしゅ) | イチョウ、ソテツ、イチイ、アオキ、モクセイ、クワ、ヤナギ、
アサ、 アスパラガス、ホウレンソウ |
→雌雄同花
→両性花