肥料

肥料の三要素(ひりょうのさんようそ)(Three Main Macronutrients, Three Major Fertilizer Nutrients)

投稿日:2018年4月15日 更新日:

(農業)(肥料)

窒素 リン

*リン酸

カリウム
元素記号 N P K
英語名 Nitrogen Phosphorus Potassium
効果 葉や茎を大きくする 開花結実を促す。

果菜類で重視される

根の発育を促す。

根菜類で重視される

別名 葉肥(はごえ) 花肥(はなごえ)、実肥(みごえ) 根肥(ねごえ)
不足すると 下葉に含まれるたんぱく質や葉緑素が、旺盛に生育している株の先端のほうに送られるため、下葉から黄色くなってくる 下葉から緑色や赤紫色に変色し、株の生育が衰えてくる。開花や結実が遅れ、実の成熟も遅れて収穫量が減ったり、品質が低下したりする。 下葉の先端や縁から葉が黄色くなって葉が枯れ始め、果実の品質も低下する

 

過剰だと 葉色が濃い緑色になり、茎や葉ばかりが茂って、花や実がつきにくくなる。また、植物体が肥満化して軟弱になり、病害虫の被害を受けやすくなる。 土壌病害が起きやすくなるが、それ以外の症状は少ない マグネシウムが吸収されにくくなるが、それ以外の症状は少ない

*リンがPであるのに対しリン酸はH3PO4

*リンのところだけリン酸のように化合物で表現された文献が多い。

*この3要素だけがあればいいわけではない。

*肥料の三要素にカルシウム(石灰)とマグネシウムを加えて肥料の五要素と言う。

*摂取しなければならない必須要素は17種類ある。

*肥料の成分表示は通常3つの数字で表される。窒素成分の実効量、リン成分の実効量(P2O5 量として換算)、カリ成分の実効量(K2O 量として換算)の順。例えば、10-10-10 肥料は上記3つの成分を10パーセントずつ含み残りは増量剤であることを意味する。

*英訳Three Main Macronutrientsは直訳すれば主要3要素となるが、これには「肥料の」という意味が含まれない。

*Three Major Nutrients(三大栄養素)という言葉は既にあり、またFertilizer Nutrients(肥料の栄養素)という言葉も既にあるため、英訳Three Major Fertilizer Nutrientsをここで創作(2018/4/15)。

Q:「肥料の三要素とは、窒素・リン酸・マグネシウムである。」といったらこれは○か×か。

とあれば、その答えは、

A:×。マグネシウムでなくカリウムが正しい。

世界三大作物

もしも出題で、

Q:「作物の生育にとって欠かすことのできない元素は、16種類である。」といったらこれは○か×か。

とあれば、その答えは、

A:×。17種類である。その17種類を下記に示す。

1.窒素(N)

2.燐酸(P)

3.カリ(K)

4.カルシウム(Ca)

5.マグネシウム(Mg)

6.硫黄(S)

7.ホウ素(Bn)

8.銅(Cu)

9.マンガン(Mn)

10.亜鉛(Zn)

11.鉄(Fe)

12.モリブデン(Mo)

13.塩素(Cl)

14.ニッケル(Ni)

15.酸素(O)

16.炭素(CN)

17.水素(H)

 

 

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