(農業)(社会)
ドイツで始まった、どちらかといえば農家でないような人達が農地を借りる(利用する)しくみ。その区画内にはラウベ(Laube)と呼ばれる小屋を設け、農具や収穫物を収納したり、休憩や宿泊に用いたりする。19世紀前半にドイツで実施された失業救済対策の貸し農園が原型とされる。
これらの形態と特にラウベは、ロシアのダーチャ(ロシア語: дача、英語: Dacha)と似ているが、現在のダーチャは別荘やセカンドハウスの意味合いが強いようである。
日本では、平成二年法律第四十四号、市民農園整備促進法が成立しており、「主として都市の住民のレクリエーション等の用に供するための市民農園の整備を適正かつ円滑に推進するための措置を講ずることにより、健康的でゆとりのある国民生活の確保を図るとともに、良好な都市環境の形成と農村地域の振興に資する」ことが目的とされている。
*独語Kleingartenは英訳するとsmall gardenとなる。