(農業)(農法)
種子を選別する方法のひとつで塩水を用いるもの。
塩水の濃度によって浮く種子、沈む種子を分け、播種する種子を選ぶ方法である。イネ、オオムギなどに行う。
イネの場合、玄米が充実するほど玄米と籾殻(もみがら)の間の隙間が小さくなり比重が重くなって沈みやすくなる。すなわち沈む方が良い種子となる。病原菌に侵された種子は充実が足りずに軽くなるため浮き、これを排除できる。
種子は水分を含めば重くなるため、この選別作業はすばやく行わなければならず、また作業後は塩分を洗い流して乾燥させる。
*英訳Seed Selection Method Using Salt Waterはここで創作(2018/10/14)