(農業)(肥料)
作物の生育中に、生育に合わせて施す肥料のこと。おいごえとも呼ぶ。肥料は、この追肥でなければ元肥(もとごえ)である。
果樹など1年生でないものは、生育中であっても、春と冬に施す肥料を元肥とし、それ以外を追肥と呼ぶことがある。
水稲では、追肥を生育段階でさらに細かく分けて名称をつけている。
1.活着期追肥(活着肥) | 移植後1週間以内に、茎数の増加のため |
2.分げつ肥 | 移植10~20日後に、分げつの増大のため |
3.中間追肥、つなぎ肥 | 出穂の40~50日前(穂首分化期前後)に、分げつ肥と穂肥の中間として |
4.穂肥 | 出穂25日前(幼穂形成期または減数分裂期頃)に、一穂頴花数の増大のため |
5.実肥 | 千出穂後に、粒重と登熟歩合のため |
追肥はおもに速効性肥料が用いられる。
→元肥