植物

徒長(とちょう)(Spindly Growth, Stretched Out Stem*, Leggy Stem*)

投稿日:

(農業)(植物)

徒(いたづら)に長く伸びた茎などのこと。無駄にというニュアンスがある。内容が充実せずに伸びが進んでいる状態。

徒長苗(とちょうなえ)とか徒長枝(とちょうし)という言葉でよく使われる。

こうなる原因は、

・窒素過多、

・水分過多、

・日照不足、

・弱光、

・高温、

・多湿、

・密植、

・無風などである。

また露地栽培に比べ、施設内栽培は徒長が起きやすい。

徒長を防ぐには、乾燥気味の水管理、十分な換気、採光性のための摘葉や整枝、栽植密度を下げることなどがあげられる。

*英訳のうち、Stretched Out Stem*, Leggy Stem*はインターネット参照によりここで造語(2019/7/7)。

-植物

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

人工受粉(じんこうじゅふん)(Artificial Fertilization, Cross-Pollinate, Hand Pollination)

(農業)(農作業)(農法)(植物) 植物のめしべの柱頭に、人為的に花粉を付けて受精に進めること。 人工授粉とも書かれる。人工を人為と書くこともある。 植物の人工受粉は、動物でなら人工受精に相当する。 …

no image

根菜(こんさい)(Edible Root, Root Vegetable)

(農業)(植物) 野菜のうち、土の中に成る部分を食べるものをいう。植物学的な分類ではない。生活上便利なので野菜を4つ(分け方は諸説あり)に分けたもののひとつであり、根菜でなければ、葉菜、果菜、豆類とな …

no image

植物の呼吸(Respiration in Plants)

(農業)(植物) 生物の呼吸の定義は不確かな部分があるが、一般的には多細胞の生物体が対外から酸素を取り入れ消費し(変換し)、体外に二酸化炭素を出すことをいい、動物が息をするように植物も呼吸して二酸化炭 …

no image

有胚乳種子(ゆうはいにゅうしゅし)(Albuminous Seed)

(農業)(植物) 芽や根がつくられるときの栄養分が胚乳に蓄えられている種子を有胚乳種子という。これに対して子葉(しよう)のなかにその養分が含まれていて胚乳がない種子を無胚乳種子(むはいにゅうしゅし)( …

no image

対抗植物(たいこうしょくぶつ)(Antagonistic Plant, Nematode Suppressive Crops)

(農業)(農法)(科学)(植物)(病害) 作物に有害なウイルス、細菌と菌類、線虫を防ぐ効果がある植物のこと。これらは栽培後に緑肥的に用いられる。 線虫(Nematode)とは、線形動物門に属する生物の …