肥料

お礼肥(おれいごえ)(Additional Fertilization After Fruit*, Additional Manure After Fruit *)

投稿日:

(農業)(肥料)

花が咲いた後や、果実が実った後に施す肥料のこと。

追肥(ついひ)の一種といえる。

果樹に対して云われることが多い。

果樹の追肥約3種類の中では、芽だし肥(春肥)、玉肥(夏肥)、礼肥(秋肥)のうちのひとつとなる。

果実を収穫した後に植物にお礼をするかのように施肥することがお礼肥の語源になっていると考えられる。

樹勢の回復などが目的としてあげられる。

速効性のある液体肥料や化成肥料が使われることが多い。

 

*英訳は、追肥の英訳に「果実収穫後の」を加えたここでの造語(2020/4/26)。

 

もしも出題で、

Q:「果実の収穫後などに施す肥料を『お礼肥』ともいう。」が正しければ○、誤っていれば×とせよ。

とあれば、その答えは、

A:○。

-肥料

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

緑肥(りょくひ)(Green Manure, Green Manure Crop)

(農業)(肥料)(土壌) 植物を腐らせずに土壌に混ぜて肥料にするもの。 山野草(さんやそう)緑肥 野生の草花を用いるもので、現在はあまり使われていない。 栽培緑肥 マメ科 レンゲ、クローバー、ベッチ類 …

no image

追肥(ついひ)(Top-Dressing, Additional Fertilization, Additional Manure)

(農業)(肥料) 作物の生育中に、生育に合わせて施す肥料のこと。おいごえとも呼ぶ。肥料は、この追肥でなければ元肥(もとごえ)である。 果樹など1年生でないものは、生育中であっても、春と冬に施す肥料を元 …

no image

遅効性肥料(ちこうせいひりょう)(Delayed-Acting Fertilizer*)

(農業)(肥料) 肥料を施したのち、しばらく間をおいてから効果が発現する肥料。 肥料の分類のしかたはたくさんあり、そのうちのひとつ、効果発現時期による分類にこの遅効性肥料が含まれる。 (効果発現時期に …

no image

肥料の分類(ひりょうのぶんるい)(Classification of Fertilizer)

(農業)(肥料) ここでは大きく3つに分け、さらにその3つを、①を5分類、②を4分類、③を2分類している。 ①肥料の生産、組成、性質などの自然科学的分類 形態的分類 粉状肥料(造粒などを行なわず粉末状 …

no image

元肥(もとごえ)(Base Fertilizer)

(農業)(肥料) 種まきや苗の移植の前に施す肥料。作物の若い時期の活発な生長を助け、苗の活着を促すのに役立つ。基肥(きひ)ともいう。 一般にたい肥等の遅効性肥料(ちこうせいひりょう)や緩効性肥料(かん …