(農業)(植物)
生物の呼吸の定義は不確かな部分があるが、一般的には多細胞の生物体が対外から酸素を取り入れ消費し(変換し)、体外に二酸化炭素を出すことをいい、動物が息をするように植物も呼吸して二酸化炭素を排出する。つまり植物にも酸素が要る。
ただし植物は光が当たっているときは逆に光合成によって二酸化炭素を取り入れ酸素を排出することも行う。
これは光があたっているときに二酸化炭素を出さない(呼吸をしない)ということではなく、
光があたっているとき呼吸と光合成を両方同時に行っているということである。とはいえ光があたっているときは出す二酸化炭素よりも出す酸素のほうが多い。
夜間の植物は、光合成がないため呼吸だけとなり、酸素を出すことはなく、二酸化炭素を出す。
(植物の呼吸)
昼間(光が当たっている) | 夜間(光が当たっていない) | |
呼吸 | ○
している(二酸化炭素を出す)。 |
○
している(二酸化炭素を出す)。 |
光合成 | ○
している(酸素を出す)。 |
×
していない(酸素を出さない)。 |
酸素排出と二酸化炭素排出を差し引きすると | 酸素を出す(酸素が上回っている)。 | 二酸化炭素を出す。 |